Anovaを使うと低温真空調理が簡単にできます。今回は極上サーモン料理のレシピを紹介します。
素材と調味料を袋に入れて空気をぬき、お湯をはった容器にほうりこむだけです。
Anovaは魚料理が得意?
いろいろな素材を調理していますが、魚料理のできには毎回感動します。焼いても煮てもこうはならない、火の入り加減が絶妙です。
Coles(スーパーマーケット)で買ったサーモンの切り身が、刺身でも焼き鮭でもない不思議な食感に仕上がりました。
Anovaの設定温度はどう決める?
低温調理するときの設定温度は、刺身用の新鮮な素材であれば45度前後でもいいと思います。今回はスーパーマーケットで買ってきたサーモンなので「Sous Vide Basics」というガイド(Anova本体と一緒に送られてきた)を目安にしました。
「Fish(25-50mm)52℃ 30-40mins」とあったので、52度で45分に設定し、味つけはレモンとディルを使った洋風にしてみました。
シンプルがベスト
材料は、サーモンの切り身、レモン、ディル、オリーブオイル、塩です。
さっと塩をしたサーモンをほかの材料と一緒にシリコン製の袋に入れます。手でおしながら空気をぬいただけなので、完璧な真空にはなっていませんが……。
ちなみにこの袋は、Anova専用のもので別売りになっています。繰り返し使えるうえ、食器洗い機にも対応しているので、買ってよかったです。
時間と温度設定はアプリにおまかせ
携帯電話のAnova専用アプリで時間と温度を設定します。
52度で45分にしました。
左の画像では容器の中の水がまだ40.8度ですね。52度になるまで待ちます。真ん中の画像では水温が52.8度まで上がりました。素材を入れてもいいということです。ここで「Start Timer」をクリックするとタイマーが動きはじめます。
素材を入れると一度温度が下がりますが、右の画像のように画面がオレンジ色になり「Now Cooking」と表示されれば低温真空調理のはじまりです。
52度のまま5分が経過したところです。調理時間は残り40分です。この間、台所から離れていても問題なしです。
放置していたのに、料理が完成!
時間がきたらブザー音で知らせてくれます。
はじめて52度で調理しましたが、パサつきは一切ありませんでした。レモンとディルのさわやかな香りと脂がのったサーモンの組み合わせが最高でした。
これを鍋やフライパンでつくれといわれても、わたしにはできません。Anovaならではだと思います。
以前、46度で調理したときには、もっと生っぽさが残っていてそれも美味でした。設定温度については仕上がりの食感の好みもありますが、安全に気をつけることも大事です。