「ゴールドコーストでオーガニック米麹づくり」の続きです。今回は発酵の過程と作業の様子を紹介します。
【発酵食品をつくろう】 ゴールドコーストでオーガニック米麹づくり – 準備から仕込みまで –
米麹の作り方を紹介しています。味噌のほか玄米甘酒、塩麹、醤油麹など、麹があれば大活躍します。
米麹づくり・仕込みから24時間後(2日目)
仕込んでから24時間後の様子です。麹菌が広がり、かたまりができています。
仕込み直後は38度でしたが、翌朝には47度になっていました(夜間は温度計のアラーム機能をオフにしています)。順調に発酵が進んでいますが、温度が上がりすぎです。
40度以下に保てるといいのですが、家庭にあるもので作業しようとすると、きっちりとした温度管理はむつかしいです。
それでも麹は完成するので、いつも「発酵の力っておもしろい!」と思います。
発酵は順調です。
手のひらですり合わせるようにして、かたまりを丁寧にほぐします。こうしているうちに温度は31度まで下がりました。
パラパラになったら、また布袋に入れて保温容器に戻します。
米麹づくり・仕込みから48時間後(3日目)
前日よりさらに発酵が進んで、麹っぽくなってきました。このときの温度は38度で、ちょうどいい具合です。
前回と同じように手でほぐします。
米粒の表面が白っぽくなり、麹菌が繁殖しているのがわかります。混ぜたので、温度は32度まで下がりました。
また布袋に入れて保温容器に戻します。
米麹づくり・仕込みから72時間後(4日目)
米麹ができていました。
完成の目安は、米粒の中まで麹菌がはいっていることと(米粒をわって観察します)、温度が上がらなくなることです。
一回の味噌づくりには1.2kg、玄米甘酒には1.0kgの米麹を使っています。仕込みのタイミングやすぐに使いきれない場合にはジッパー付きの袋に入れて冷凍保存しておきます。
昨日、冷凍庫からちょうど一年前の米麹がでてきました。それを使っても、おいしいくて甘い甘酒がちゃんとできたので、冷凍しても麹のパワーはなくならないようです。