低温真空調理器具「Anova」についての記事が人気なので、今回もAnovaを使う簡単レシピを紹介したいと思います。
オーストラリアでも豚の薄切り肉は買えますが(日本食料品屋さんやアジア系スーパーマーケットで)、我が家はステーキでがっつり派。
たまに豚肉を食べると、力がつくような気がするんですよね。
コールス(スーパーマーケット)ではポークスコッチフィレ(Pork Scotch Fillet Steak)という部分がキロあたり18ドルで売っています。
これをジューシーでしっとりした食感に仕上げます。
Anovaを使うと簡単で手間いらず、そして失敗しない!
和風のポークステーキ、材料はこれだけ
材料は、ポークスコッチフィレ(500g)、にんにく、しょうが、ネギ、みりん、醤油、砂糖です。
豚肉、つぶしたにんにく、薄切りにしたしょうが、適当に切ったネギ、調味料をシリコン製の袋に入れ、できれば冷蔵庫で一晩おきます。
当日、常温にもどしてから空気をぬきます。
豚肉を低温調理するときの設定温度と時間
豚肉を安全に低温調理するため、設定温度はどうすればいいのか?
簡単に考えてみたら、温度を低くすると生っぽいけれどやわらかい(それだとわたしは心配になる)、高くすれば安心だけれど固くなる。
ここのバランスをどうするか、ですよね。
「Sous Vide Basics」というガイド(Anova本体と一緒に送られてきた)には「Pork Chops(50mm)56.5℃ 2-10hours」とあります。
「それはちょっと低いかな〜」と気になったので、63度で4時間にしてみました。
不安な気持ちで調理してもおいしく食べられないので、自分が安心できる温度にすることが大事だと思います。
この設定で、火はしっかり通っているのにジューシーでしっとりしたポークステーキに仕上がります。
パサつきも気になりませんでしたが、もう少し長く調理したらどうなるのかを次回に試してみたいと思います。
仕上げにひと手間
Anovaでつくるミスジの極上やわらかビーフステーキ同様、低温調理後の豚肉の水気をキッチンペーパーでしっかりふきとります。
表面に焦げ色をさっとつけ、ジューシーなポークステーキに火が通ってしまうことをふせぎます。ここで焼きすぎるとパサついてしまうので、手早く!
熱したスキレットで片面づつ20秒くらい焼きつけたら完成です。
さいごに
シリコン製の袋に残った調味液がもったいないので、それでソースをつくります。
豚肉に焼き色をつけたあとのスキレットに調味液をすべて入れ、しばらく煮つめます。そこに醤油を加えたら甘辛いソースになります。
この和風ソースがかかったやわらかなポークステーキは、白ごはんと相性ばつぐん。
豚肉、にんにく、しょうが、そして甘みと醤油、間違いない組み合わせだと思います。
お試しあれ。