パッションフルーツといえば、南国の果物というイメージでしょうか?
オーストラリアでも人気で、スーパーマーケットで売っていますし、デザートに使われることも多いです。
当たりはずれはありますが、おいしいものだと、甘酸っぱいゼリー状の黄色い果実と種のプチプチ感がたまりませんよね〜。何個でも食べられます。
我が家では、ちょうど1年前の夏(2018年2月)からパッションフルーツを育てています。
まだ収穫できていませんが、ぐんぐん成長している様子と育て方のヒントを紹介しますね。
パッションフルーツを育てることにしたきっかけ
きっかけは、息子がプレップだった頃にお世話になったティーチャーエイドのMiss Rです。自宅の庭で収穫したパッションフルーツを、クラスの生徒たちに食べさせてくれたことがありました。
それがとてもおいしかったらしく、息子が「また食べたい〜」と繰り返していました。
スーパーマーケットで買うと、けっこな値段がしますよね。1個あたり1.50ドルとか。結局、5個入りの袋を買ってみましたが、一口食べて「なんか、違う……」と。
買ったものは、よく見かける外側が紫色のパッションフルーツです。Miss Rがくれたパッションフルーツは黄色かったそうです。
その話をMiss Rにしたら、「食べきれないほど収穫できるから、またあげるわね」と、後日、10個くらい持たせてくれました。
それが、本当においしくって!
こんなにおいしいパッションフルーツが毎日たくさん食べられるなら、そして、Miss Rが話してくれたパッションフルーツの育て方に興味を持った息子のために、「それなら、うちでも育てよう!」ということになりました。
パッションフルーツは成長が早い?
Miss Rは「ぐんぐん育つから、本当に、食べきれないほどできるのよ」と言っていました。
庭仕事といえばの「Bunnings」で、さっそく苗木を2本買ってきました。いろいろな人にその話をしたら、みんなに驚かれました。
「すっごく成長するから、1本でよかったのに……」ということでした。
2本が育った結果、どれだけ収穫できるのか想像もつきませんが、周りにパッションフルーツを育てている人がけっこういたことにわたしは驚きました。
ある友だちは「成長しすぎて、隣の家にまで広がっていったから、やめた」そうな。
それほど成長が早いパッションフルーツですが、我が家の2本の苗木は1年間でここまで成長しました。
Miss Rにも教えてもらったのですが、植えた直後から塀にネットをはわせてあります。そこにからみつくようにして成長しています。
「緑のカーテン」みたいですね〜。
花が咲き、実ができた!
先日、庭の手入れをしている夫から「花が咲いたよ!」と報告がありました。
息子も喜んでかけつけて観察しました。時計の文字盤のような花で、かわいらしい。
小さな実もできていました。
パッションフルーツを育てるときのヒント
基本的には1日1回の水やりしかしていません。肥料なども与えていません。
午後2〜3時の花が咲く頃、夫が手で花粉をつけてまわり、受粉させているそうです。
違う花からとってきた花粉(指でつまんでいる雄しべ)を雌しべに、ちょこんちょこんとつけていきます。
こうしたほうが確実に受粉するそうです。
それから、害虫対策もしていません。
写真のピンクの枠内の黒い点々ですが、「蜜腺」というらしく、ここにアリが集まってきます。自分から蜜をだしてアリを寄せつけ、アリを嫌う敵(害虫)がこないように身を守っているんですね〜。
さいごに
食べてそのおいしさを知ったら、育ててみる。それがどんな過程をたどっているのか……。毎日でなくても、自分たちが植えた植物を気にしながら生活してみる。
そこから見えてくること、知ること、感じることはたくさんあるはずです。
なにがきっかけになるかわかりませんが、日々の生活の中で、息子の興味の芽が育てばいいなと思っています。