クィーンズランド州では、2018年11月1日から「The Containers for Change Scheme」というリサイクルのシステムが開始しました。
それから1年以上たっていますが、我が家でも最近になってペットボトルや空き瓶などをリサイクルするようになりました。
「Containers for Change」とは?
飲み物のコンテイナーを所定の場所に持っていくと、1本につき10セントの返金があるというシステムです。
水やジュース、ビールなどの空き瓶、空き缶、ペットボトルが対象ですが、容量やリサイクルできないものなど、細かく規定があります。
どういうものを受け付けてくれるのかは、クィーンズランド州政府のウェブサイトにある「Eligible containers」というページに記載されています。
より詳細な情報は「List of eligible beverages for the Queensland Container Refund Scheme」で確認できます。
一度目を通せば把握できるので、リサイクルをはじめる前にチェックしておくといいです。
リサイルをはじめる
まずは「Containers for Change」のウェブサイトで、アカウントをつくりました。
ここに登録すると「Scheme ID」というID番号がもらえ、それを使って銀行口座に返金してもらったり、自分で選んだ団体へ募金できたりします。
現金で受けとることも可能で、今回はその様子を紹介しますね。
リサイクルできるものがある程度たまったら、「Container Refund Point」とよばれる場所へ持ち込みます。
「Where can I return?」というページで、近くのContainer Refund Pointを探します。このときに、現金での受け取りが可能かどうかも確認しておきます。
週末の朝に行ってきましたが、30分ほど待ちました。
順番がきたらスタッフが「今回、はじめて?」と声をかけてくれ、何をどのようにしたらいいのか丁寧に教えてくれました。
まずは、水のペットボトルから。
どんどん入れて、おわったら「PAY OUT」ボタンを押し、レシートを受け取ります。
機械がレシートをスキャンして、現金がでてきます。
この日は合計32本で3ドル20セントの返金になりました。
この、現金での受け取りが可能な場所、週末はとても混んでいます。そこに時間をかけたくないのなら、別の方法もあります。
「Drop-offs」できるリサイクル・システム
「Drop-offs」、つまり、ささっと置いてきて、あとで返金してもらう方法もあります。
まずは「envirobank」というウェブサイトでアカウントをつくります。
「Crunch」というポイント制で、たまったポイント数によって銀行振り込みや報酬の種類を選択できるようです。
リサイクルできるものを所定の袋に入れて、「Envirobank Collection Point」とよばれる場所へ持っていきます。
ここでは順番を待つ必要はなく、袋ごと置いておくと、後日、アカウントにCrunchポイントが記録されているというシステムです。
ただ、その袋がもらえる場所(コールスや酒屋さんなど)できいてみるのですが、どこも在庫がない状態で、我が家はまだ手に入れていません……。
さいごに
ここ数年の気候の変化などもあり、「リサイクル」が他人事ではなくなってきました。
微力でも、なにかできるのならと思ってはじめてみましたが、意外にもたくさんのペットボトルを使っていることに気がつきました。
そして、すでにゴールドコーストの多くの人々が、リサイクル活動に励んでいることも知りました(持ち込んでいるビール瓶や空き缶類の多さにびっくり!)。
これまでポイっと捨てていたものをリサイクルし、返金する。目に見える形でやりとりできるので、もともとリサイクルに興味があった息子にとっても、いろいろなことを考えるいい機会になっています。
これからも続けていこうと思います。