9月といえば、オーストラリアは春の訪れ。
「Spring Cleaning」という言葉をあちこちで見かけるようになり、掃除系グッズが特集されたりセールになっていたりします。
暖かくなってきたので、さぁ、大掃除しましょう! という感じです。
まずは古いカーペットをとりのぞくことから
我が家では春になる前から、家中の見直しと模様替え、大掃除をしています。発端は古いカーペット(2階と階段)をとりのぞくことでした。
息子がダニアレルギーだとわかったからです。
カーペットをやめてフローリングにしてみたら(DIYなので、床のリノベーションについても改めて記録するつもりです)、ベースボード(Skirting Boardともよばれている部分、上の写真の丸のところ)の色が新しい床にあわないことに気がつきました。
そこをペイントしたら、窓の縁も、そしてドアの色も、それなら1階のドアもすべて塗り直さないといけません。ドアが新しい色になったら今度はタイルの汚れが目立ち、磨きなおしかペンキ塗りか……、と結局いろいろな部分の掃除なりペイントなりをすることになりました。
毎日の生活がありますから、時間を見つけては少しずつ作業しています。
Bunningsに何度も足を運び、お隣のご夫妻にたくさん質問をし(タウンハウスなので家の外見は同じなのに、内装がまったく別物! スタイリッシュなホテルのようにリノベーションされています)、試行錯誤の連続で、これまで知りもしなかった家の修理や掃除についても知恵をつけてきました。
そんな中、今日は「Sugar Soap(シュガーソープ)」について書こうと思います。
「シュガーソープ」とは?
シュガーソープはBunningsでもスーパーマーケットでも売っていますが、これまで洗剤として気にしたことがありませんでした。
ベースボードやドアなど、すでにペイントしてあるものに再ペイントするにはどうしたらいいのかBunningsの店員さんに質問したとき、シュガーソープの存在を教えてくれました。
まずはサンディング(やすりかけ)してから、シュガーソープで表面を掃除し、それから新しいペンキを塗るという手順でした。
シュガーソープのラベルを読んでみたら、ペンキ塗りの前のほかに、お風呂場や台所のタイル、壁など、一般的な掃除全般に使えるようです。
これは濃縮タイプなので水で薄めて使いますが、拭き取り掃除にさっと使えそうなワイプも売っていました。
ペンキ塗りの前や壁掃除に使うときには、あとで水拭きする必要もありません。
掃除用洗剤独特のきつい匂いもしないですし、一度だけ手ぶくろをしないで使ったのですが、手荒れもしませんでした。
Sugarとはいうもののお砂糖とはまったく関係がないようです。
アルカリ性の洗剤なので油汚れにも強く、BBQ掃除にも使えます。わたしは、ベースボードのほかに本棚や収納、壁に使ってみました。
さいごに
それにしても、オーストラリアで暮らす人たち、家や庭のお手入れが好きですよね。好きというより、プロに頼むと高くなるので、できそうなら自分たちでやってみよう、という感じなのか。
いつ行っても、Bunningsは賑わっています。そして家や庭に関するあらゆるものが売っています。
電気系や水まわり系は資格を持ったプロに頼むべきですが、それ以外はなんとかなりそうな気がしてくるから不思議。
もちろん時間も手間もかかるし、わたしが担当しているペンキ塗りなんか素人の作業に違いない出来栄えですが、確実にいえることは、体を動かす作業って楽しい。
全身くったくたに疲れますが、達成感と充実感がものすごいのです。
途中で投げだしたくなることもあります。でも今のところ、整っていく我が家を目にする嬉しさのほうが勝っているかな(笑)。
現在は、床のタイルの間(Grout)を掃除して、白色に変えているところです。清潔感が戻ってきました!
階段は、まだ、カーペットをはがしたままのむきだし状態です。
これからクリスマスや年末の慌ただしい時期に入っていく前に、とりあえずのことは終わらせたいな。