先日、2回目の献血にいってきました。さかのぼること2021年7月、はじめての献血では血流が悪く、規定量の470mlに到達できず途中で終了となりました。
7月といえばオーストラリアは冬。「寒さのせいもあるだろうから、また来てくださいね」と励まされて帰ってきました。
今回(2022年1月)は真夏の暑い時期で、順調に献血できました。どなたかの参考になるかもしれないので、オーストラリアで献血するときの流れをまとめてみました。
まずは予約をしよう
そもそも、なぜ献血をしようと思いたったかというと、夫が先にしてきたからです。ある日、「Bunningsの駐車場に献血バスがとまっていたよ。今度してみる?」と気軽に誘われました。が、わたしは血液検査ですら、毎回なかなか採血できないタイプ。躊躇しました。それに、「貧血にならへんかな〜」と不安もありました。
でも夫が2回目を予約するとき、一緒に行けば大丈夫かなと思って、アカウントをつくってみました。「Australia Red Cross Lifeblood」でもいいし、アプリをダウンロードしてもいいです。
まずは日時を予約しないといけません。3ヶ月ごとに献血バスがやってくるので(Mobile Donor Centre)、いつでもできるわけではありません。
献血できる人の条件や種類、注意事項など、いろいろな情報があるので、ウェブサイトにさっと目をとおしておくといです。
献血当日まで
1回目の予約のときには、献血日が近くなると電話がかかってきました。体調の確認や前日にどれだけ水を飲んでおくかなど、フレンドリーかつ丁寧な説明でした。
そうそう、携帯電話のSMSにもリマインダーが送られてきました。
献血当日の流れ
予約した日時にバスに到着すると、検温があり、タブレットを渡されていろいろな質問にこたえていきます。海外への渡航歴とか、歯科治療をしたかとか、英語の文章なので、誤った情報を伝えてはいけないと真剣に読みながら進めていくと15分くらいかかります。
そして呼ばれたら、バスの中へ。小さな個室で、ヘモグロビンと血圧のチェック、先ほどこたえた内容についての確認、体重が50キロ以上あるか確かめられて、問題なければベッドに横たわります。
ここまでは、献血のたびに同じ流れです。
いよいよ献血スタート
1回目のときは、なかなか血が流れてこず、左右の腕でためしてくれましたが、「今日はやめておきましょう」と判断されました。
「冬で血流が悪いということもありますから、暖かくなったらまたぜひ来てください」と言われました。ちょっとショックでしたが、仕方ありません。
2回目は真夏の1月です。前日から水をたくさん飲んで備えていました。もろもろの手続きが終了し、前回のことを伝えたら、ホットパックをわきの下あたりにはさんで腕を温めてくれました。
それもあってか、規定量まで到達できました!
「Australia Red Cross Lifeblood」には470mlと書いてありますが、そのとき言われたののは「500mlとれたよ!」でした。
しばらく安静にしておくように言われ、10分ほどしたら起きあがり、バス内の休憩エリアで飲み物やスナックを提供されました。水やジュース類、ポテトチップスの小袋、チーズ&クラッカー、チョコレート、シリアルバーなどが用意されていて好きなだけもらっていいのです。
さいごに
20分ぐらいは休憩していたかな? 十分に確認してから、帰ります。合計で1時間ぐらいかかります。
2回目のあとには、自分の血液型のキーリングをもらいました。パッケージには、わたしと同じ「A positive」はオーストラリア人の31%だと書いてありました。それが、どのタイプの血液型に使えるのかなども。
数日後、SMSで今回のドネーションはこの病院で使われることになったと知らせるメッセージが届きました。具体名を告げられると、「そっか、助けになったんだなぁ〜」と嬉しくなりました。
スタッフの方々の対応も素晴らしく、気持ちよく献血できる体制が整っています。次から次に人が来ていたので、確実に献血するためにも予約は必要です。
献血バスが同じ場所に来るのは3ヶ月後です。その場でも予約できましたが、わたしは様子をみて、自分でアプリからすると伝えました。
今回ちゃんと献血できたので、どなたかの役に立てるのならと、続けていく気でいます。