先日、日本の両親に頼んでオーストラリアまで荷物を送ってもらいました。今回はじめて“クロネコヤマト”でお馴染みのヤマト運輸を使ってみたので、手続きやかかった時間などまとめますね。
2022年4月現在、郵便局からのEMSやSAL便はまだ停止したままで、以前の状況には戻っていません。日本からオーストラリアへ荷物を送る方法はいろいろあり、直近ではDHLを利用しましたし、船便の到着も待っているところです。そんな中、ヤマト運輸の国際宅急便でオーストラリアまで荷物を送ったという知人の話をきき、利用してみました。
ヤマト運輸の国際宅急便とは?
ヤマト運輸に“国際宅急便”というものがあることを、これまでまったく知りませんでした。さっそくヤマト運輸のウェブサイトを調べてみたら、海外へお届け「国際宅急便」というページがありました。世界200を超える国や地域に輸送しているようです。
もちろん、取り扱いのない国や送れないもの、荷物のサイズなど注意しないといけない点はありますので、日本から海外へ荷物を送りたい方は、国別ガイドを確認されてみてください。
日本からオーストラリアへ送りたい場合は「国際宅急便国別ガイドのオーストラリア連邦」のページに詳細があります。
国際宅急便の送り方
荷物の準備ができたら、電話予約をすると集荷に来てくださいます。それまでに、「インボイス」と「送り状」を用意しておかないといけません。
インボイスには内容品の詳細や数量、値段を正確に記載します。何が何個で、どれがいくらでという細かな事項を70代後半の両親が英語で入力していくのは簡単ではありません。今回はネットショッピングをして細々と実家に送っていたため、ヤマト運輸のウェブサイトからPDFファイルをダウンロードし、わたしが入力しました。
それをメールに添付して実家に送り、印刷してもらって署名するという流れにしました。記入例のファイルもダウンロードできるので海外へお届け「国際宅急便」というページから確認してみてくださいね。
これとは別に「送り状」も必要です。こちらは、ヤマト運輸に連絡すると、集荷日より前に実家に届けてくれました。そのおかげで、母が落ち着いて書き込んでおくことができました。先に準備していたインボイスを見ながら、届け先の住所や依頼主情報、内容品の合計金額や署名を手書きしておきます。
集荷の予約をするときに「虚偽申告がないようインボイスと内容品を確認するので、荷物は開けたままにしておいてください」と言われたので、封をしないよう実家に伝えておきました。
今回はそんなに重たいものを買わなかったので、「国際宅急便国別ガイドのオーストラリア連邦」のページをしっかり確認し、4650円で送れる5キロまでにおさえるようにしました。
ちなみに、2キロまでだと2750円、10キロまでだと8850円です。日本からオーストラリアまで、かかる日数は、発送する曜日にもよりますが、最短で6日と記載されています。この料金でこの速さ、ありがたいですよね。
国際宅急便の注意点2つ
- パック料金以外に関税や手数料がかかる?
- 化粧品は送れない?
注意事項の欄に『個人向けに発送される場合、関税とは別途「諸費手数料150オーストラリアドル」が発生する場合もございます。』とあり、この点が気になりました。届いたときに150ドルを請求されたら、ショックです。電話をかけて確認したところ、「絶対にない」とは言えないことがうかがえました。
これまで日本からの荷物に関税がかかったことはなかったので、この手数料についても「ほとんどの場合は大丈夫ですよね〜?」と言葉を濁す感じにして、電話をきりました。そして実際には、5キロ分の4650円(集荷料、通関料、配達料を含む手軽なパック料金だそうです)だけで届きました。ですが、過去の例をふまえて注意書きしてあるということは理解しておいたほうがいいかなと思います。
そしてもう1つの注意点。今回の荷物に、日焼け止め下地を入れていました。これが、集荷のときには大丈夫だったのですが、東京まで運ばれた時点でひっかかりました。
ヤマト運輸から実家に電話があり、「化粧品の成分表を用意してください」と言われたそうで、一度荷物が返送されてきました。
「国際宅急便で送れないもの」というページを、わたしがきちんと確認しておけばよかったのです。化粧品類を送るときには日本語の成分表が必要だと書いてあります。
成分表を書いて用意するのは両親にはハードルが高いので、今回は送らないことにして荷物から取り出してもらうことにしました。そうするとインボイスと送り状も書き直さないといけません。このことで数日間、とまどってしまいました。
送ってはいけないものを入れてしまったり、必要書類がないことでトラブルになってしまったりを避けるためにも、指摘してもらえてよかったと思います。
さいごに
日焼け止め下地のことでゴタゴタしたり、ちょっとした手違いもあったりで、京都から東京までを行ったり来たりしながらも、2022年3月4日に東京をでた荷物は3月9日にはゴールドコーストの自宅へ届きました。
前述したように、関税も手数料もかかりませんでした。
EMSやSAL便が利用できない今、「船便以外にも方法があるよ」と、どなたかの参考になれば嬉しいです。