多くの日本人にとって、もはや生活必需品ともいえる“温水洗浄便座”、オーストラリアではどのくらい普及しているのでしょうか？
ゴールドコースト生活23年目になりますが、公共のトイレや宿泊施設で見かけたことはありませんし、わたしの経験上、日本人のお友だち宅でも、来客用トイレに温水洗浄便座が設置されているのはごくわずか（もしかしたらご家族用トイレにはあるのかもしれませんが）。
今回、我が家の2代目温水洗浄便座が壊れてしまい、買い換えるか？ その場合、どこで買うか？ どのメーカーのものにするのか？ などいろいろ調べたので、まとめてみました。
温水洗浄便座？ ウォシュレット？
これまでわたしが「ウォシュレット」とよんできたものは、TOTOが販売している商品の名称だったんですね。はじめて知りました。
ボタンを押すとノズルから水やお湯がでてきて、おしりを洗浄してくれる、日本人にはおなじみの便座。一般的には“温水洗浄便座”というそうです。
2022年7月現在、TOTOのウォシュレットは大型家電ショップ「Harvey Norman」に売っています。以前はなかったと思うのですが、じわじわと普及してきたのでしょうか。
The Bidet Shopでの購入品2種類とサービスについて
そもそも我が家では、10年以上前に、実家の母が長期で遊びにくることがきっかけで初代を購入しました。どこで買えるのかを調べていたところ、オーストラリアフェアにある「The Bidet Shop」を知りました。
当時はそんなに選択肢もなかったように思います。とにかく必要だったので、勧められるがままに、韓国製の「Coway」というメーカーのものを買いました。
オーストラリアでは、バスルーム内のトイレ近くに電源がないことが多いようで、我が家でも電気工事技師を手配してもらい、コンセントをつけてもらいました。
特別な機能を期待していたわけではなく、座って温かく、適温で洗浄できたら十分だと思っていたので、Cowayの温水洗浄便座、ずいぶん長きに渡って快適に使いました。
それが2020年1月に壊れてしまったんですよね。保証期間をとっくに過ぎていたので、買い換えるべく、またThe Bidet Shopへ。一応、壊れてしまった便座をはずして持参しました。
その頃の店舗には、取り扱いメーカーもモデルも以前より増えた印象でした。壊れたCowayをみてもらうと、それを下取りするから、ちょうど入荷したばかりだという「Eco Bidet」を新しく買ってはどうかとお勧めされました。1290ドルのものが下取り割引によって500ドル引かれ、替用のフィルター、アダプターなど諸々の備品をつけてもらって合計790ドルでした。
今回も目的はシンプル、快適に洗えたらそれでいいので、こちらの商品にも満足していました。それが2年半でだんだん調子が悪くなってきたんですね……。
最初はボタンを押しても水がでない。電源をつけたりけしたりを繰り返すと、またしばらくは使える。ところが、あるとき使っていると「ポンッ」という音とともに焦げ臭い匂いがして、いよいよ動かなくなりました。何度か試してみてもダメ。レシートをチェックしてみたら、保証期間は2年となっていました。
The Bidet Shopに連絡したら、「オーストラリアフェア内のオフィスまで持ってきてくれたら、検査します」ということでした。このやりとりで、担当者の方は、修理の流れを丁寧に説明してくれました。まずは検査をしてみて、修理が必要なら見積もりをだすし、その場合は85ドルの作業代とパーツ代の合計だということでした。
検査の結果、中のパーツが焦げていて、ほとんどの部分の交換が必要な状況でした。ですが、「買い換えてからまだ2年とちょっとなので、故障したパーツの取り替えに必要な代金はいりません。作業代だけお願いします」ということでした。そして85ドルを支払い、修理してもらいました。
心はすでにTOTOウォシュレットに向かっていたのですが、気持ちのよいサービス（アフターケア）だったので、またしばらく使うことになりました。
まだまだ選択肢はある！
Harvey Normanで買えるTOTO、The Bidet Shopで販売中のCowayやEco bidet、National（日本メーカーのナショナルとは違うようです）、Intelicleanなどのほか、夫が「Bunnings」でもevekareというメーカーのものを見つけました。こちらは399ドルと格安です。
それから、Cowayのものが故障したとき、ゴールドコースト在住の日本人のお友だちにきいてみたこともあります。そうしたら、「Reeceというショールームで買ったよ！」と教えてくれました。こちらはデザインがスタイリッシュです。
さいごに
ゴールドコーストでも、いろいろな“温水洗浄便座”が買える状況になっています。一度使うと、ない生活には戻れないので、選択肢が増えたことは嬉しいです。
それでも、まだ一般的ではないのかもしれませんね。
我が家では、引き続き使えることになって安心しました。、
