先日、プルドポーク について書いたところ「手順がよくわかりません」「どのように冷凍するのですか?」というメッセージをいたたきました。
たしかに、わかりにくい内容でした。ごめんなさい。
プルドポークはおいしくて、応用がきいて、冷凍もできるから便利! ということを伝えたいあまり、具体的な手順を紹介していませんでした。
今回は丁寧に書きたいと思います!
豚肉の選び方
まずは豚肉ですが、オーストラリアではスーパーマーケットで「Pork Shoulder Roast Boneless」として売っています。
2キロぐらいがひとかたまりになっていて、キロあたり10ドルです。日本語では「豚肩肉」といわれる部分ですね。
ドライラブで下味をつける
下記のレシピにあるAの分量で、ドライラブとよばれる下味用の調味料をつくります。
スパイスがそろっていなくても大丈夫ですが、スモークパプリカはあったほうがいいと思います。
混ぜるとこんな色になります。すりおろした玉ねぎとにんにくが入っているのでどろっとしています。
このとき使った豚肩肉には皮がついていました。ローストポークにするとカリッとしたクラックリングに仕上がる部分ですが、わたしはすべてとりのぞきました。
余分な脂身はほとんどなかったので、手のひらにのるぐらいの大きさに切りました。
少量でも脂が気になるかたは、ここでとりのぞいてくださいね。
混ぜ合わせておいたドライラブと切った豚肉をジッパー付きの袋に入れて、よくすりこみます。
そして冷蔵庫で一晩おきます。
前日の下ごしらえは、15〜20分もあればできます。
さぁ、調理しましょう
翌日、調理します。
深い鍋にオリーブオイルを熱し、豚肉全体に焼き色をつけます。香ばしい香りが部屋中に広がりますよ。
豚肉の表面においしそうな色がついたら、ひたひたになるまで水を注いで蓋をします。
ぐつぐつしてきたら弱火にして、2〜3時間煮込みます。100〜120度のオーブンに入れてもいいです。
焦げつかないように最初だけ注意してくださいね。
120度のオーブンに入れて3時間後の様子です。この間、なにもしなくていいです。混ぜる必要もありません。
豚肉をトングで持ち上げると、ほろほろっとくずれます。火の通りはこれでばっちりです。
すべての豚肉をトングで持ち上げながらくずしていきます。煮汁を煮つめるため、強火にかけながらの作業になります。
10分ほどで、このようになります。
表面の脂が気になる方は、ここでとりのぞきます。煮汁が少なくなったら、火からおろして冷まします。
プルドポークの冷凍方法
冷凍方法ですが、わたしは野田琺瑯のバットにラップをしてからプルドポークをしきつめています。こうしておくと、あとで洗うときに簡単です。
家族の人数や食欲にあわせて一食分を目安に線を引くようにします。
固まったら、線にそってポキポキっと小分けにします。それらをジッパー付きの袋にまとめて入れたら、冷凍保存の完了です。
これで、使いたいときに使う個数だけをささっととりだせます。
手順が長いように感じるかもしれませんが、一度つくっておけばハンバーガーやサンドイッチの具材に、丼ものに、そしてピザのトッピングにと幅広く使えるのでとても便利ですよ。