ゴールドコーストの冬の半ば、7月に、カブの種を植えました。世話をしている夫から、「そろそろカブが収穫できるけど、いつ食べる?」と声がかかりました。
「おぉ、大きなカブ!」と絵本のことを思い出しながら庭にでてみたら、わりと小さめのサイズでした。
小さくとも、真っ白でまん丸で、なんてかわいらしい姿。週末の朝は時間的な余裕があるので、息子に収穫してもらうことにしました。
収穫といっても、「うんとこしょ」と力を入れなくてもポコッとでてきました。
日本のカブの種はどこで買う?
オーストラリアのスーパーマーケットでは“Turnip”という名前の野菜が売っていて、ぬか漬けにぴったりだと友だちから聞きました。以来、売っていれば買うようになりました。
でも、あまり人気がないのか、いつでも手に入るわけではなく、あってもしなびていることがけっこうあるんですよね。
夫がBunningsで「Johnsons World Kitchen Turnip Japanese Tokyo Cross F1 Seeds」という種を見つけて買ってきたので、収穫できる日を楽しみにしていました。
朝採り野菜の味は?
買ってきたTurnipとは別物でした。
カブと一緒に、葉っぱもきざんで油で炒めてからお味噌汁にいれるつもりでいました。でも洗って切っていたらそのまま食べてみたくなり、スライスして口にほうりこんだら……、驚きました。とにかく、みずみずしくて、甘い!
「野菜がこんなにおいしいなんて!」と大げさではなく感動しました。
夫に伝えたら、「朝採り野菜とは、そういうもの」だと。前日に太陽をたっぷり浴びて栄養をためこみ、朝一番だとそれが保たれているそうです。なるほど。
とにかく“甘み”がきわだっていました。
お味噌汁のカブも葉っぱももちろんおいしかったのですが、カブの食べ方はいろいろありますよね。
生のカブをおいしく食べる
2個収穫したうち、1個はぬか漬け用に楽しみにとっていました。でもタイミングが合わず、鮮度が失われるともったいないな〜と気になっていました。それで、生のまま食べることにしました。
スライスして、冷蔵庫にあったハムと一緒に食べました。収穫してから2日目のカブは、甘みがやわらかくなりピリッとした辛味がでていました。これが、ハムの塩気と相性バッチリでした。お酒のあてにもよさそうです。
さいごに
いろいろな野菜やハーブを育てて(夫が)、収穫直後に食べてきましたが、採れたてのカブの新鮮さ、みずみずしさは初めての体験でした。とにかく水分たっぷりなところが、スーパーマーケットで買ってきた野菜とは違います。
こんなにおいしいのなら、植えてみる価値ありです。