ちょうど5年前の冬にも訪れている「ラミントン国立公園オライリーズ」。世界遺産の大自然です。素晴らしいところなので、また紹介しますね。
オライリーズまでの道のりは険しい!?
「ラミントン国立公園」は広大な森林地帯で、見所は点在しています。
「O’Reilly’s Rainforest Retreat」という宿泊施設のあるエリアが「グリーンマウンテン地区」です。グリーンマウンテンでは、宿泊しなくても、山の景色を一望できるカフェで一息ついたり、山歩きを楽しんだりできます。この辺り一帯を「オライリーズ」とよぶ人が多いようです。お土産店もあります。
今回は5年ぶりのオライリーズ散策でした。素晴らしいところなのに頻繁に行かないのは、運転が大変だから。
Canungra(カナングラ)の街を過ぎて山道にはいると、クネクネしていて急斜面。1車線しかない狭い山道を真正面からから下ってくる(もしくは登ってくる)車と絶妙のタイミングでゆずりあわないといけません。そうとう神経を使うそうです。わたしには運転できません。
ただ、到着して車から一歩でると、空気が違う〜! ひんやりとしたさわやかな空気に包まれています。歩くたびに心地よい気配が全身を包み込み、思わず深呼吸せずにはいられません。この瞬間がたまらないんですよね。
まずは軽く山歩きと注意点
お手洗いやピクニックエリアの近くにインフォメーションセンターがあります。地図やブローシャーをもらったり、どこを歩いたらいいか迷うようなら、いろいろ質問してみたらいいと思います。
上の写真のように、だいたいの距離とどこへ向かうのかが書かれた看板があります。体力と相談して、進んでみましょう。
前回訪れたときには5歳だった息子は、もう10歳。しっかり歩けます。カメラ(ミラーレス一眼!)を首からさげて、気になるものをファインダーから覗き、写真を撮りながら1時間は歩きました。
ゴールドコーストでは着る機会がほとんどないダウンジャケット、この日は大活躍でした。ただ、1時間も歩いていると心地よい汗をかきはじめました。
すれ違う人たちの服装を見ていたら、かなりの厚着でした。ビーニーやマフラー、レッグウォーマーなどでちゃんと防寒しつつ、脱いだり着たりができるようにしている様子でした。ゴールドコーストから車で1時間半くらいで、こんなにも気温差がある? とびっくりしました。いつ行かれるにしても、上着はあったほうがいいと思います。
いよいよTree Top Walkへ
オライリーズを訪れたら、ツリートップウォークをぜひ体験してみてください。無料です。あっ、もちろんウォーキングトラックを歩くのも無料ですよ。
ツリートップウォークへは舗装された道を進んでいきます。
この看板が見えたら、すぐそこです。
この先、いよいよ、吊り橋です。空中散歩のスタート。
吊り橋はゆらゆらと揺れます。揺れる橋を渡るスリリングな体験が魅力ともいえますが、ちょっとドキドキしますね。息子は楽しそうに5周くらい歩いていました。
1つの吊り橋区間に、最大6人までと注意書きがありました。大勢でかたまって歩かないようにしましょう。
Tree Top Walk、最大の見所
吊り橋の途中、天空へ向かって梯子がのびています。これを見つけた息子が「登る!」と大はりきり。想像しただけも足がすくむので、わたしは待機。3人までしか登れないので、待っている人もいました。ちゃんと守らないと、こわいですもんね……。
上に登ってしまったら、もう姿は見えません。それだけでも、待っている身としては不安。「大丈夫〜?」と何度も大声を張り上げてしまいました。
吊り橋から、梯子の上までは10メートルくらいだそうです。てっぺんには見晴台があるそうです(夫も登りました)。
見晴台からの景色が気に入ったのか、高いところにいるのが気持ちいいのか、息子はなかなかおりてきませんでした。大満喫したようです。
高いところが平気な方は、ぜひ!
さいごに
我が家がよく行くタンボリンマウンテンとは違う山が楽しめます。奥深い森林は心をリフレッシュするのに最適ですし、日常の喧騒を忘れさせてくれるもの。
自然がつくりだすさわやかな空気で、心と身体が浄化されるようです。「また明日からがんばろう〜」と新たな活力を与えてくれるような気がします。