海外で暮らす子育て中の日本人として、子どもの日本語学習をどうするのかということ、一度は考えますよね。
その子の将来、日本語が必要になるかどうかは別として、どこまでを子に求めるかは親の気持ちも関係してきます。
日本語やその背景にある文化・習慣など、どこまでを習得してほしいのか?
それは、家庭によってさまざまです。
我が家では、家で話す言語は日本語です。
息子(6歳)の日本語や日本への興味も考慮して、週2回は習いに行って宿題をもらい、家庭ではその宿題を毎日こつこつとしています。
そして寝る前の時間に、少なくても3冊の日本語絵本を読み聞かせています(1ヶ月で40冊借りています)。
日本語学習は興味深い
英語環境に身をおく息子が日本語を習得していく様子は、とても興味深いものです。
ある日の宿題に、三千(さんぜん)の「千」を書き込むところがあったのですが、「千」に「゛」を書きたして「ぜん」とした息子。
なるほどな〜。
ひらがなやカタカナの学習で、濁音には「゛」をつけると覚えていたからでしょうね。
ほかにも、英語では「いつか」を「one day」と表現しますが、息子が日本語を話しているときに「いっこの日に……」と言ったことがありました。
「?」
はじめは何のことを言っているのかわからなかったのですが、文脈からして「いつか」と言いたかったようで、英語の「one day」を直訳していたのでした。
「そんなふうに考えるのか〜」と思うことは日常で多々あり、「なるほど!」と、その様子を楽しんでいます。
さいごに
日本語の勉強をはじめて7ヶ月、日々の宿題や絵本の読み聞かせにより、息子の日本語は広がりをもってきました。
今の段階では、「日本語が話せる!」ということは自慢らしく、学校へ迎えに行くと、「おかあさ〜ん」と声をはりあげて走ってきます。
これから、日本語学習が嫌になる時期がくるかもしれないし、こないかもしれません。
息子の様子をちゃんと見ながら、応援したいと思います。