鶏胸肉は天ぷらにしたりフライにしたりして、できるだけジューシーにいただきたい。でも、油で揚げたくない日もありますよね。
今回は、淡白な鶏胸肉にハーブがしっかり香り、満足感たっぷりに仕上げるレシピの紹介です。胸肉をパサパサにしない方法としては、低温調理器具のAnovaはやっぱり強いと思います。
鶏胸肉をしっとりジューシーに低温調理する前のポイント
材料は、鶏胸肉、水、塩、砂糖、にんにく、黒こしょう、ローズマリー、レモン、オリーブオイルです。
水、塩、砂糖を煮立てて冷ましたソミュール液に、1時間でもいいので鶏胸肉をつけおきしておくと、弾力のあるプルンとした歯ごたえが楽しめます。
できれば2〜3時間、冷蔵庫に入れておくといいです。
にんにくをたっぷり使います。3かけをすりおろすとこのくらいの量になります。
ここに塩(小さじ1/2)を加えてペーストにします。
ソミュール液からとりだした鶏胸肉をさっと水で洗い、水気をきります。そこに、にんにくペーストをもみこみ、黒こしょうをがりがりっとひきます。
鶏胸肉を低温調理するときの設定温度と時間
鶏胸肉、ローズマリー、スライスしたレモン、オリーブオイルをシリコン製の袋に入れ、できるだけ空気をぬきます。
今回は、「Sous Vide Basics」というガイド(Anova本体と一緒に送られてきた)にある「Chicken Breast(50mm)63.5℃」に従って63.5度、時間は1時間30分に設定しました。
たまに、61.5度で2時間にするときもありますが、こちらでも問題ありません。
60度で2時間のときも大丈夫でした。
仕上げにひと手間
Anovaで低温調理したあとのひと手間として、熱々のスキレットで表面に軽く焦げ色をつけると、仕上がりに差がでます。
もたもたしていると中まで火が通ってしまうので、目で確認しながらじゅっじゅっとして、色がついたら完成です。
鶏胸肉の水気をキッチンペーパーでしっかりふきとっておくと、すぐに色がつきますよ。
さいごに
低温調理器具があれば、鶏胸肉の可能性がとても広がります。
食べごたえが十分あって、にんにくやローズマリー、レモンの香りが食欲をそそる一皿です。飽きのこないシンプルな味わいです。