前回、息子のダニアレルギーの症状や血液検査、プリックテストについてまとめました。今回は乾燥肌のケア用品について紹介します。アレルギーの専門医におすすめされて使ってみました。
乾燥してうろこ状になった肌にアベンヌ
アレルギーの専門医が、ダニアレルギーだとわかった息子の体をチェックしながら、「お母さん、ここをよく見て! 魚のうろこ状になっていますよ!」と膝下の乾燥を指摘。
乾燥して剥がれ落ちた皮膚はダニの餌になります。それは、ダニを増やすことになるんですよね。だから、ガサガサの乾燥肌を放置しないで適切に保湿し、肌のバリア機能を整えておくことが大事だと教わりました。
そこまで考えていませんでした……、反省。
普段、息子は頭から爪先まで洗える子ども用ソープを使っていて、シャワー後はなにもしていませんでした。空気が乾燥する冬になり、かゆそうにしているときだけ、シアバターを使うくらいで。
「子どもだし、体から自然にでてくる皮脂で十分なのでは?」と楽観的でした。
アレルギー専門医のクリニックには、なんらかのアレルギーを持つ患者さんたちが絶え間なく訪れている様子で、もちろん肌にトラブルを抱えている患者さんもいることでしょう。先生のデスクの上には、アベンヌのシリーズが並べて置いてありました。
「乾燥肌にいい保湿剤ってありますか?」と質問したところ、「Avene XeraCalm A.D」シリーズをすすめられました。
オーストラリアの薬局やスーパーマーケットには、乾燥肌用のケア用品がたくさん売っています。自然派をうたうものからそうでないものまで、とにかくブランドも種類も多すぎて。ここは専門医のアドバイスにしたがおうと思い、先生のデスクに並べてあったとの同じもの3つを買いました。
「Avene XeraCalm A.D」シリーズの「XERACALM A.D LIPID-REPLENISHING CREAM(保湿クリーム)」と「XERACALM A.D LIPID-REPLENISHING CLEANSING OIL(洗浄オイル)」、そして「SUNSCREEN SPRAY FOR CHILDREN SPF 50+(子ども用日焼け止めスプレー)」です。
「Avene XeraCalm A.D」シリーズの使用感
「XERACALM A.D LIPID-REPLENISHING CLEANSING OIL」は、スッキリさっぱり洗いあがるというより、保湿しながらやさしく汚れを落としている感じです。息子には十分の洗浄力だと思います。これまでの子ども用ソープのように甘い香りがしないので、そこだけちょっと物足りないかな。
軽くタオルドライしたあとに、「XERACALM A.D LIPID-REPLENISHING CREAM」を膝下中心にぬりこんでいます。のびはいいのですが、しばらく白く残ります。1cmほど手のひらにだして使っていて、これで十分な量です。400mlのボトルなので、使いきるまでに時間がかかりそうです。
使いはじめて数日で、うろこ状ではなくなりました。しっかり保湿されているようです。とくに刺激もなく、安心して使っています。
日焼け止めスプレーについては、どれほど乾燥肌によいのかはわかりません。無香料で、のびはそこそこ、ベタつきもなく、これまで使っていたものと大きな違いは見られませんでした。ただ、しっとりとした保湿感が残るので乾燥を防いでいるのかもしれません。
スプレーといっても細かい粒子が飛び散るタイプではなく、乳液状のものがピュッとでてくるタイプで、子どもに使いやすい点が気にいっています。
さいごに
ダニは、ダニの死骸やフン、人間のフケや剥がれおちた皮膚などをエサに増殖するそうです。寝室や寝具の湿度やホコリはもちろん気にしないといけませんが、乾燥肌のケアも大事です。
乾燥してうろこ状になっていたり、白い粉がふいてしまっていたり、それを放置していると、ダニにエサをあげていることになるんですよね。それでは、ダニは増殖していきます。
息子がかゆそうにしていないとか、夏だから大丈夫だと決めつけないで、ちゃんと保湿を気にしてあげようと思いました。しばらくこの「Avene XeraCalm A.D」シリーズを使ってみます。